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こんにちは、家族持ち子持ちでミニマリストを目指しているco-daです。時間をかけて随分処分した私でも、物はまだまだあります。物が減っていくごとに、物に対する考えがよりシビアになっていくので、不要な物があとからどんどん見えてきます。

物の見え方、ものの考え方というのは、わずかな時間であっても変化をしていくものです。

靴を減らしていった遍歴。

始めは靴を減らしていこうと考えたときに、汚れた靴、もう使わない靴を捨てました。靴箱を開いてみれば、汚れてボロボロの靴があたりまえのように並べられていました。高かったから、思い入れがあるから、となんとなく残していた靴たちですね。

よくよく考えてみれば靴箱も圧迫するし、ボロボロで履く予定もないし、要らない靴だったんです。それでも悩みながら捨てました。1度では捨てきれず、何回かに分けて捨てました。

次に靴をパターンごとに1足と決めて減らしていきました。オシャレ用靴、フォーマル靴、運動靴、ちょっと外にでるようの靴の4足でした。もちろんこれで十分網羅できているのですが、毎日同じ生活ばかり繰り返しているのに、靴が多いな〜と感じてきました。

靴を減らすと起こる変化。

靴を減らしていくと自分の生活スタイルがより明確になります。靴が少なくなるので、トータルコーディネートを考えるのも楽です。捨てた靴に合わせてた服も不要になります。

家族兼用の靴にして、より最低限化をはかるので、靴箱がスッキリしてかびにくくなります。

自分専用の、ちょっと外に出る時用の靴なんていらないですね。家族みんなで1つあれば十分です。それに運動靴があれば庭仕事も、ちょっとコンビニなんかも済ませられます。靴下を履くのが面倒なら、掃除から消臭まで使っているエタノールスプレーを、シュッシュッとしておけば、カビ予防にもなって臭うこともありません。

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一番スタンダードな靴にこだわってみる。

私は、最低限の靴を最大限に使うにはどうしたらいいか?と考えてしまいます。

仕事に使えて、冠婚葬祭に使えて、普段にも使えて、歩きやすくて疲れない。わがままですよね。でも、そんな都合の良いものなんてない!と思わずに、まずは探してみます。探してないなら、作ることを考えます。それも難しいなら、靴を増やすしかありません。今の世の中、ないと思っててもあったりします。

私は普段仕事に使う靴にこだわってみました。中にクッションがあるので疲れにくく、何時間も歩けます。光沢もありすぎないので、冠婚葬祭に使うこともできます。黒なので、どんな色の服でも合わせることができますので、凡庸性が高いです。

仕事用として使っていても、普段も使うようにするにはオシャレに見える靴であればいいと思っています。オシャレな靴ではなく、全体像がオシャレに見える靴というところがポイントです。全体像がオシャレに見える靴というのは、スタイルがよく見える靴です。

同じ服を着ても、モデルさんだとオシャレに見えるのに、一般人だともっさり見えるのもスタイルに差があるからです。脚が長くスッキリ見えれば、スタイルはよく見えますし、ごまかせます。

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高ければ高いほど脚が長く見えて、スタイルはよく見えます。しかし、仕事にはあまりヒールの高い靴は仕事を馬鹿にしているようで使えないです。仕事でも使えて歩きやすいのに、比較的高いのは7〜9cmです。写真は8cmのヒールです。

フルタイムの仕事では8時間立ちっぱなしなんてよくあることです。ヒールが低いものを選びがちですが、ヒールが高いものに変わるだけで立ち姿が変わります。160cm6頭身の人なら7頭身に見えます。8頭身の人なら9頭身に見せられます。

ヒールが高いと常につま先立ちのような状態になりますので、ふくらはぎの筋肉が鍛えられます。ひきしまった脚がさらに脚を長く見せてくれます。また片足だとバランスが取りづらいので、自然と両足で立つようになりますので、脚が歪む姿勢になりにくくなります。

私は通勤、仕事中、普段の買い物、ワンピースのときでもこの靴を履いています。ヒールが高いのでオシャレ着にもマッチしてます。冬に黒いストッキングをあわせれば、黒の引き締め効果とヒールとの一体感がでて足長効果は倍増です。黒いスタンダードな靴ですが、万能でかなり使えます。万能って好きです。その分余計な靴を減らせます。

黒い靴

黒い靴は万能な靴だった。仕事のときも、買い物のときも、デートのときも、下からずっと支え続けた。休みたい日もあった、辛い日もあった。ご主人に酷使される日々でありながらも、人目につくようなところでは平気な顔をした。汚れがついたり、肌荒れしているときでも、黒いメイクをほどこしてツヤツヤに見せた。

「私だってたまには休みがほしいわ。」

思わずため息が出た。

「わしらと変わりたいのかね?」

靴箱の中で寝そべっていた靴が話しかけてきた。ほこりを被って、カビも生えている。見るからにボロボロだ。

「変われるものなら変わりたい。でもおじいさんの方が長い間働いたんだろうし、お願いできないわ。」

「おじいさんとな?何を言ってる。わしはお前とそう変わらん年じゃよ。ただ長い間暗い箱の中に忘れられ、カビまで生えてきよった。ご主人はわしをキレイにすることも、捨てることもしない。無視されるのは生き地獄じゃ。」

黒い靴は今まで哀れなのは自分だとずっと思っていた。しかしここにいる靴は、休みっぱなしなのに幸せそうには見えない。それにくらべて私は…必要とされ、大切に手入れされ、大変ながらも幸せな生活を送っていることに気づいた。

「やっぱり休みはいらないわ。自分が支えられる限り現役できたいの。」

黒い靴はいつものように玄関で主人を待った。もう今までのような迷いはない。

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