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こんにちは、家族持ち子持ちでミニマリストを目指しているco-daです。仕事に復帰するために子供を保育園に預けたはいいものの、何度もあるイベント、お弁当の日などが煩わしく感じていました。保育園に預けられただけでマシなのに、仕事で忙しくてそんなのしてる暇ない!と批判的でした。

保育園のお弁当の日。

なぜ保育園にお弁当の日があるのか不思議でした。保育園のお母さん方はほぼ働いている方ばかりだろうし、遠足でもないのにお弁当なんて、ただでさえ頑張ってヘトヘトのお母さんたちを追いやっているように見えます。給食のおばちゃんたちが一斉に休みを取れる日なんだろうなーと勝手に決めつけていました。

新しい保育園になってから始めてのお弁当の日。

朝早くから起きてお弁当を作るのは厳しいと思ったので、夜のうちにご飯を炊いておき、夜ご飯のおかずを少しと、朝に焼いた卵焼きを入れて、それでもできた隙間に冷凍食品を詰めただけの簡単な物でした。こんな簡単なお弁当でも大変なのに、キャラ弁が食べたいと言い始める頃が怖いですね。絶対可愛く作れません。

お弁当にお手拭きとフォークをつけて、「今日は保育園でママが作ったお弁当を食べてね。」と持たせました。

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保育園のお迎えの時間。

いつも通り仕事を終え、子供たちを迎えにいきました。保育園の先生からは「あっという間に食べてしまって、ぜんぜん足りなかったみたいです。」とのこと。そうだった、うちの子大食いだったんだ。子供用のお弁当にギュウギュウに詰めたら十分かと思ってしまいました。

お弁当箱一杯におかずを詰めて、おにぎりをサランラップで包んであげれば良かった!

「ママのお弁当すっごく美味しかったの。ぜーんぶ食べたんだよ。」

キラキラした目で話す子供に、それだけでお弁当の作りがいがあったなーとホクホクな気分でした。

お弁当を離さなくなる。

保育園から帰るときにまだ子供がお弁当を持っていたので、カバンに入れるよう促しました。しかし自分で持つと言って聞きません。またお弁当作ってあげるから、とか家に着くまでの間だけでも…という意見もことごとく跳ね返されたのでした。

車の中でお弁当の汁をこぼされないかヒヤヒヤもんです。万が一こぼされたら染みは避けられません。

「そんなにお弁当が嬉しかったんだ。いや〜予想を超えてたな。」

家に帰っておもちゃで遊べば、お弁当のことを忘れるだろうと思っていたのですが、その考えが甘いものだったと後で知る事になるのです。

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家に帰りおもちゃで遊んでも、小脇にお弁当箱をはさんだままです。

「お弁当箱を洗うから、ちょっと貸してくれないかな?」

「イヤだ!僕のお弁当なの!」

もう中身が無いのに、頑なに離しません。何が彼をそんなに引きつけるのだろうか。夕ご飯の時も側にお弁当箱を置いて、お弁当を食べている気分を味わっていました。前から家にあったお弁当箱で、今まではそんなに気にもとめていなかったのに急に宝物のような扱いです。

きっと今まで箱でしかなかった存在が、食べ物が出てくる魔法の箱に思えたのかもしれません。

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寝るときもお弁当箱を離さない。

寝る前に歯磨きをして、さあ寝よう!と声をかけたら、お弁当箱と一緒にベットに入ってきました。

「お弁当箱とは寝られないよ。無くならないからママに預けてごらん。(汁がたれるかもしれないし。)」

「イヤだ!一緒に寝るの!」

もうここまで好きならあっぱれとしか言いようがありません。ここまで喜んでもらえるとは、予想の上の上をいっていました。可愛いのですが、お弁当の匂いで私は寝付けませんでした。子供が寝静まった頃にそっとお弁当箱を取り、キレイに洗って腕の中に戻しました。

翌朝

翌朝子供がお弁当箱にハンカチをグルグルに巻きつけて、私に持ってきました。

「ママどーぞ。ママにお弁当作ったの。」

今まで離さなかったお弁当箱を、あっさりと私に渡してきたのです。お弁当箱の中にはブロックがぎっしり詰めてありました。もしかしてずっとお弁当箱を離さなかったのは、私が子供にしたように朝お弁当を渡したかったのかも。息子よ!最高に可愛いぞ!普段激しくて大変だけど、それはもうどうでもいいかな。

子供が作ったお弁当をちゃんとカバンに入れて、職場に持っていきました。いつも言うこと全く聞かないけど、時々の天使に癒されます。

今まで保育園のお弁当の日なんて、面倒で大変だし無くなればいいのにと思っていました。でも子供は、ママが一生懸命作ったのを小さいながらに分かってて、保育園でもママの味が食べられることが嬉しくて、何て言ったらいいのか分からないけど感謝してくれているんだろうなーと実感しました。大変でもたまにならお弁当の日も良いなと考えが変わりました。

こっちまで余りに嬉しい気持ちになったので、母子手帳にメモを残しました。子供が大きくなったときに、「あなたはママをこんなに嬉しくしてくれたの!」と見せてあげようと思います。

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