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こんにちは、ミニマリストなのに家を買おうと目論んでいるco-daです。震災があったとき、土地価格がどのように変わっていくか知っていますか?土地探しをしている間に大きな地震がありました。そのときの土地価格の変化を実体験を元に書いていきたいと思います。

一般的な土地価格の今後の推移

日本は急激に少子化が進んでいるので、将来人口が減っていくのは目に見えています。人口をキープするとしても海外の移住者に頼る形になるでしょう。

土地価格は需要と供給で決まっています。人口が減るとどうなるか…、購入希望者が減るので、一部の都市部を除いて土地価格が下落していきます。各都道府県の「今後の人口減少率」と「土地価格の下落率」はほぼ連動すると見られています。

田舎では仕事が少なくなるので、都会に出て行く人が増えます。なので田舎の土地価格の下落は大きくても、都会の土地価格は少し上昇するのではないかと考えられています。

今後も田舎に住み続ける予定であれば、何十年か待てば格安で土地が手に入る可能性が高くなります。しかし、「今すぐ土地が欲しい!そんなに待てない。」ということであれば、今後の土地は資産として目減りすることを覚悟の上購入して下さい。

震災時の土地価格の変化

私は、地震がくる1年以上前から土地を探し続けていましたので、だいたいの土地価格の相場も分かってきていました。そこへ大きな地震と、しばらく揺れ続ける日々が来ました。

大きな地震のあと、1週間くらいは不動産屋さんもお休みです。

「私たちの探している土地の近辺の地盤はどうなんだろうか?悪ければ違う場所を検討しなければ。」

今の家は地震に強く作られているので、震度7の地震にあったからといって住めなくなるわけではありません。もちろん壁に亀裂や基礎が割れることもありますが、修復可能な範囲です。ただ…、地盤が弱いところはそうはいきません。

地盤が弱かったり断層のあったところは、地面が盛り上がったり陥没したりしているので、上に建っている家が丈夫だろうが家が斜めになっては住み続けることはできません。住宅ローンが残っているうちにそんなことになったら、地獄の生活になります。

「地震で家を購入する気がなくなった人がほとんどだろう。もしかしたら値下がりするかもしれない、様子を見よう。」

ところが予想に反して、ものすごい勢いで売れていきます。土地も新築も中古も関係なしです。土地の値段は下がるどころか前より高くなっていました。ネットに情報がでて2、3日で成約になるものがとても多い印象でした。そのとき何が起こっていたのか…。

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○県外に引っ越しをする世帯が多数でた。県全体の人口は減少した。

○断層があった地域、地盤の弱い地域の土地価格が暴落した。1坪数万で叩き売り状態です。

○土地を買おうとしていた人たちが、地盤の強い地域に集中したので値上がりした。

○建物価格も上昇。復旧による材料不足のため。

○復旧の依頼も入ってきて儲けがあるため、住宅メーカーは値引きをしてまで売らなくても利益がでるようになった。値引きには一切のらない。

○賃貸の部屋も不足しているため、今ではなくいつか家を買おうと思っていた人たちまで、土地を買って新築を建て始めた。

○家が老朽化している人たちも立て替えをするようになった。

○地盤が良かった地域の土地が不足しているので、道が狭かったり立地が良くない土地でもバンバン売れる。

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震災後になるまで、こんなに行動力のある人がたくさんいたとは思いもよりませんでした。自分たちの人生と子供たちの将来がかかっているので、値段や立地の悪さよりも安全を最優先です。そして、すぐに即決していきます。

即決できるだけの資産がなかった私は、希望の周辺の土地が売れていくのを、ただただ指をくわえて見ていることしかできませんでした。家や土地を決めるのに、一生ローンを払うことを考えると直ぐには覚悟を決められなかったのです。

震災があったのに、土地を購入するのは不謹慎だと思うかもしれません。自分のために家族のために、より安全な場所を求めることは自然な行動だと思います。

土地価格は被害の酷い地域を除いて、上がっていく。

県全体の人口は減少したのに、土地も建物も高くなっていきました。震災後に安全な土地を買って新築を建てるというのは、一番高いときに購入するようなものです。できるなら避けたいタイミングですね。

一度大きな地震がきたので、しばらくは来ないだろうと見込んで、地盤の弱い土地を買うか激安で借りるという方法もあります。そうすればほぼ家の金額だけで建てられるので、住宅ローンも楽になります。ただ断層のあるところはいずれ忘れた頃に地震がくるので、子供には相続しないようにすることですね。

東北地震がきたときも、沿岸部の価格は暴落して、高台の価格は上昇したというので、どんな震災のときにも同じような価格状況になると予測できます。

日本は震災がとても多い国です。色んな所で震災は起きますし、それに伴って土地価格も変化していきます。震災があってもなくても、適正な土地と土地価格であるかの目を養っていきたいですね。週に1回でも特定の地域の価格を見続ければ、相場がつかめるようになってきますよ。

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